天国と地獄

今日は百姓の私が気付いたことを書いてみたいと思います。

『天国と地獄 〜サ〇コな2人〜』というドラマが最近はじまりましたが、

昔話?寓話?にも『天国と地獄』という物語がありますが

皆さんはご存知でしょうか?

私は以前から知ってはいましたが私の中ではタメになる

いい話だなくらいので思考停止していました。

ご存知ない方のために『天国と地獄』の話の

内容を少しお話してみたいと思います。

知っているという方は飛ばしてくださって構いません。

(天国と地獄、はじまり)

ある男が自分は死んだあと天国と地獄のどちらに行くのだろう・・

と色々死後の世界でのことを考えていた時に天使が男の前に現れ


「あなたの知りたいことを教えましょう。」といい

二人で死後の世界へと向かいます。

天使と男は『地獄』と書かれた大きな門の前に立っており、

天使は門の扉を開け「さあ入ってみてください。」と、

男はおそるおそる中にはいります


扉を開くとちょうど食事の最中でした。

いくつもの長いテーブルがならんでいます、

テーブルの両側にたくさんの人たちが食事をしています、

テーブルには沢山のご馳走が並び湯気を立てて

とてもおいしそうなのですが、食べ物は一向減るに気配がありません。


ひとりひとりがとても長いスプーンとフォークを手にくくりつけられ、

目の前に置かれた食事を食べるために一生懸命になって

何とかして口に運ぼうとするのですが、

スプーンやフォークが長すぎてなかなか自分の口にまで食事が届かず、

途中でこぼしてはイライラし、やれ隣のやつの手が触れたから

こぼれただの、自分が食べられない腹いせに他人の邪魔を

したり文句をいうばかりで、そのうち食事の時間が終わってしまいました。


次に天使は違う扉を開けて男を中に招き入れました。


ちょうど食事の最中でした。


いくつもの長いテーブルがならんでいて、それは地獄と全く同じでしたが、

さっきとは違って楽しそうです。


人々の手にはとても長いスプーンとフォークが地獄と同じように

くくりつけられていました、しかし別にけんかをするでも

なくそれぞれの目の前の人に長いスプーンとフォークを使って

お互いに口へ運んでいたのです。

皆それぞれ十分に食べとても幸せな様子でした。

もうお分かりかと思います、そこは天国の食堂でした。

(天国と地獄、おわり)

なるほど道徳的にタメなるいい話だ。

⋯⋯とここまでで以前の私は止まっていました。

ですが最近自分が地獄の住人であったことに気が付きました。

当農園は従業員さんが1人いますが、まだ家族経営です。

身内それも両親と毎日朝から晩まで顔を突き合わせていると

人間が出来ていない私は、どうしても親父やお袋のマイナスな

面しか目に付かず自分の思いと反する部分に、

いつもイライラして文句を言っていました。

自分でも何も生まないイライラした状態に疲れてしまい

どうにかならないものか↷イライラ↷あぁぁ↷を繰り返し

悶々とした時間が長らく続ていました。そんな中、

テレビ番組で『天国と地獄』というタイトルのドラマが

始まったと番宣を何気なくみて、

いつものように風呂に入り湯船に浸かっていた時

『あっ そうか!!』

そこで自分は今まで地獄に住んでいたんだと気が付きました。

それからは徐々にですが親父、お袋のネガティブな面が

目についてもすぐにその裏側にある感謝することに気が付けるようになっていました。

人間の殻が一枚プリっと剥けた瞬間でした。皆さんもこういう瞬間ありますか?


コメント

タイトルとURLをコピーしました